DevelopersSummit 2010
http://codezine.jp/devsumi/2010/
に参加してきました。
#devsumi2010
全セッション見たかったけど
事情により、2日目の途中から参加してきました。
以下、参加したセッションは、かなり詳細にメモをとりましたが
全部レポートすると膨大な量になるので箇条書きでポイントを。
【19-C-2】
本当に問題ないですか?~大規模RIA案件50社をこなしてきたプロが語るエンタープライズにおけるCloud&RIAアーキテクチャ
住商情報システム株式会社 / Curl事業部 Curlシステム開発部 マネージャー
島村伸之 氏
・クラウドはデータがどこに格納されているか明確ではないのでコンプライアンスに注意
・パブリッククラウドとプライベートクラウドを併用させるのもありかも
・パブリッククラウドの環境下においてパフォーマンスが悪くなることがある(レイテンシ問題)
・クライアント側で、できるだけ通信をしないように+通信するデータ量を小さくする工夫が必要
データ通信量に関しては重量課金なので、できるだけ小さくするのは納得。
ただ実際の案件レベルでは、このへんの調整に時間がかかりそう。
データの分散地域に関しては、今は日本国内のみとかできるのかな?
GoogleAppsとか、AmazonEC2とか。
【19-B-3】
三周遅れのXP -僕とドワンゴのXP-
株式会社ドワンゴ・研究開発本部 / java-ja
庄司嘉織 氏
・TDD=test driven development
・TDDという開発手法自体が品質をアップさせる
・ペアプロ大事。ソースコードの共有。XXXさんが書いたところだからわからない→コードはチームのものです
・コードの批判は人格批判ではありません
・大きなものは把握できるように小さくしましょう
Trac、Hudsonなど大体自分の社内環境と同じだったので今すぐにはじめられるなぁ。
社内のプログラマが増えたら・・・だけど。
何かを変えるのは大変なのでまずは自分から変わりましょうっていう考え方は好きです。
【19-D-4】
Flex開発を加速するFlash Builder 4の新機能紹介
アドビ システムズ 株式会社 マーケティング本部 デベロッパーマーケティングスペシャリスト / Flex User Group
轟啓介 氏
・FlexBuilder3 → FlashBuilder4
・テーマは3つ。生産性の向上、データ中心開発、UIコンポーネント→テーマの追加
・Gumbo http://opensource.adobe.com/wiki/display/flexsdk/Gumbo
・ボタンの作成、MXMLを記述し、ボタンの動作はActionScript3.0
・ecipceベースなのは変わらず
・コードヒントに説明がでるようになりました。
・Flash Catalystとの連携のお話
・AIRプロジェクトに変換可能
機能紹介なのでほとんど、既知の内容でしたが、
MXMLとAS3の連携はデモで、はじめて見ました。
予想通り、Silverlightと似た感じになってきた印象。
XAML→MXML
C#→AS3
BlendはXAMLエディタなので
Flash Catalystとは違う立ち位置かなぁ。
インターバルのアニメーションを作成できる点は共通してるけど。
【19-E-5】
C++0x、Ruby、ECMAScript5 言語の国際標準化について
株式会社ロングゲート / C++標準化委員会エキスパート
高橋晶 氏
株式会社ネットワーク応用通信研究所 取締役 / 日本Rubyの会
前田修吾 氏
サイボウズ・ラボ株式会社 / Shibuya Perl Mongers
竹迫良範 氏
・C++0x とは C++ の次期標準。
・開発効率と安全性を向上させ、数多くの言語機能&ライブラリが提供されます。
・ECMAScript、今は5th
・4thは大人の事情でナシ。ActionS(以下略)
・JSONを正式にサポート
・Ruby標準化委員会→できるだけコンパクトに。
・互換性の問題、非互換の部分は仕様書への記述を避ける。
・WGでは仕様の議論はしない
C++の「今」を知ることができた。
しかし、C++はforとか見ると長い・・・。
こんなの書いてたっけ・・?
あとは、前田氏が使っていた
Rubyのプレゼンテーションツール
Rabbit
http://www.cozmixng.org/~rwiki/?cmd=view;name=Rabbit
が気になりました。
やってみよう。
【19-D-6】
Programming Amazon Web Services/EC2,SQS,S3,SimpleDB
Senior Web Services Evangelist Amazon Web Services LLC
Jeff Barr 氏
同時翻訳。
・コンサルのお仕事をしてました→マイクロソフト→Amazon
・このサービスについての価格の見直しは常に行っている
・FaceBoookの12の人気ゲームがAWS
・エラスティッククラウド
・サーバの個別の設定はAPIにて行う
・AmazonマシンイメージとしてOSを選択可能。
Amazon Web Servicesに関する機能とラインナップ紹介。
AWSはPHPでincludeしてAPIの制御していたのが印象的。
Simple Storage Serviceが使いやすそう。
【19-E-7】
次世代Web標準 HTML5 最新動向
スピーカーは
デブサミのページ
http://www.seshop.com/event/dev/2010/timetable/Default.asp?mode=detail&eid=145&sid=883&tr=08_Web#883
にて。
・HTML5の仕様書にないものも「HTML5」と呼ばれているものがある。
・<input>要素の拡張←値のバリデートができます。
・ただ、サーバー側での検証は必須ですよ!
・<video>はコーデックでもめている(On2、mp4のお話かな?
・互換性を最重要視。新しい環境が古い環境を壊さないように。
・勧告はまだまだ先ですが、実装は進んでいます。
・Web Storage
・Web Sockets
・Web Workers
・Web SQL Database
以前、Googleにて参加させて頂いた勉強会での内容より、ちょっと進んだ感じ。
確かにborder-radiusとかCSS3なのにHTML5ネタになってしまっていますね。
Web Workers(他)の具体的なデモがあったので使い方のイメージができた。
以下は羽田野さんが会場のデモで使用したサイトのリンク
HTML5 Canvas and Audio Experiment
http://9elements.com/io/projects/html5/canvas/
Movement tracker
http://people.mozilla.com/~prouget/demos/tracker/tracker.xhtml
SketchPad
http://mugtug.com/sketchpad/
(HTMLとCSSだけで)Star Wars Episode IV: A NEW HOPE
http://www.gesteves.com/experiments/starwars.html
各言語のトレンドから、サーバ技術、Web系のネタなど色々、刺激になりました。
人が多いのも納得。
来年(?)のデブサミでも、今年と変わらず新しいことを追っかけていたいなぁと思いました。
※後日、加筆・修正の可能性アリ。